豚に真珠

育児 時々 音楽 と、猫

3人目妊娠の話。続き

ここからは流産の話で、生々しい表現もすると思うので、そういうのがダメな人は読まないでください(>_<)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


確認してみます…と診察室を出て、助産師さんから手術の話と、2〜3日入院して欲しいという事を伝えられ、
そのまま外に、旦那に電話をかけるために出る。娘の機嫌も最悪で、泣き喚いてるw


3回目の電話で旦那が出て、「赤ちゃんダメだった、入院して出さなきゃいけなくて1泊か2泊しなきゃいけないから、仕事休める?明日からでいいんだけど…」と伝えると「大丈夫だと思うから入院しますって言っといて。詳しくは確認して折り返す!」と言われ電話が切れる。
しばらく外で娘の機嫌が直るのを待って、外のベンチで遊んでたら旦那から電話。
「今から帰るから!◯◯病院でいいんだよね?できるなら今日から入院しな!」とまさかの返事。
なのでその旨を病院に伝え、そこからはあんまり覚えてないけど午後から入院の段取りを取ってもらうことに。
と言っても息子の幼稚園のお迎えがあるので、14時半からの入院にしてもらう。
旦那が12時ごろ病院に到着し、その頃にやっと入院手続きやらなんやらが終わって帰れる感じに。娘は抱っこ紐の中で寝ていた。
そのままイオンに行ってマヨネーズとか今じゃなくても良さそうなどうでもいい買い物をする。(でも切らしてて最初から病院帰りに買おうと思ってた笑)
ご飯もそのままイオンで食べようと思ってたので、旦那も一緒にイオンでお昼ご飯。食べたらすぐ帰る。


入院したらお風呂入れないと思うから入っておいでーと助産師さんに言われていたので、まずお風呂に入り、そこから入院の準備。
といっても、パジャマと歯ブラシとナプキンがあればいいかな…くらいだったので、それらを詰める。
旦那が義母に連絡を取ってくれて義母が飛んできてくれた。あっという間に14時になり息子お迎え。
今日これから入院になるのと、妊娠のことを話してたのは幼稚園でバス停が一緒の仲良しママたちだったので、流産の話をする。遅かれ早かれ報告することだと思ったので、先に話した。
ひとりのあるママ友に「なんか痛いとか血が出たとかなかったの?」と聞かれ、「そういえばそういうの全くなかった」と答える。
違うママ友に「でも、お腹痛いとかよく言ってなかった?」と言われる。
娘の切迫の時に、お腹の痛さの加減がよくわからなくなり(こんなん大したことないよ!と言う先生がいた)、妊娠初期の多少の腹痛は普通にあることだと思い、我慢していた。確かに痛かったわと思い出した。でも、全然我慢できる痛み。


ちょろちょろと雑談して、そのまま病院へ。


旦那と子たちとは車でバイバイして入院。
出産の際の部屋は大部屋でお願いしてたので、大部屋に通されると思いきや
助産師さんの粋な計らいで「他の普通の妊婦さん、赤ちゃんと同室は精神的に辛いでしょ?」と個室に通される。
気持ち的には「そんなん気にしないけど個室ありがてぇー!」って感じだった。自分のいびきとか、オナラとか笑、大部屋で大丈夫かな?と気になってたから。
少ししてから病棟の担当助産師さんから挨拶があって、すぐに子宮口を広げる処置をしていきますね、と話がある。それから赤ちゃんを出すために、陣痛を起こすお薬を入れます。その手術自体は明日になりますと。その後経過を見て、退院は明後日になると思いますと。


まじかーって感じで、わたしは過ぎていくことを淡々とこなす感じ。
呼ばれたので処置室に行くと、先生は4月の検診でお世話になった先生だった。「私もビックリしました、今回のことは残念でした…」と。若い女の先生で、フレンドリーな感じ。歳は同じくらいかなぁ。柔らかい感じの好きな感じの先生。
改めて今回の手術?についての説明があり、それに同意してサインしてから処置してもらう事に。
痛み止めのボルタレン座薬を入れてもらって、30分後16時くらいから始めますーとの事。
一旦部屋に戻り同意書にサイン。
16時頃また呼ばれて診察台へ。
エコーで改めて心拍確認の後にダイラパンという器具を入れて子宮口を広げる処置。
先生が内診して子宮口の開きを見てから器具を挿入。
内診が死ぬほど痛かったw痛過ぎて笑えた。
器具を入れるのは痛み止めが効いてるからなのか全然痛くなかった。あーなんか入ってるなという感じ。5本でーすという声が聞こえた。
このまま今日はゆっくり過ごしてくださいと言われ部屋に帰る。
この日はやることもなく暇つぶしに持ってきたゲームも充電ができなくて、ひたすら携帯で音楽聴きながらLINEとゲームとネットサーフィン。調べるのは主に流産のこと。
赤ちゃんが亡くなったのは12週頃?で17週まで気付かないとかあるの?とか考えて…ググったらいっぱい出てきた。割とあることなんだなと思えた。
久しぶりに全体シャッフルでいろんな曲聴いて、音楽あってよかった…と思った。


部屋のテレビがテレビカードで、テレビ別に良いかと思ってたけど気を紛らわすためにテレビカード購入。
しようとしたら5千円札が使えなかったので、売店でお菓子とコーヒーを調達して、お金を崩してから買う。


ラインでママ友や旦那や家族が話し相手になってくれて、だいぶ気はまぐれた。
夕飯も普通に食べて、夜も普通に眠れて。
と思ったけどやっぱりなんかあるのか細切れにしか眠れなかった…起きては眠ってを繰り返し気付いたら朝になっていた。


朝になり朝ご飯。
何時頃処置します、とかの話がないまま9時になり、昨日の助産師さんがやってくる。
後で先生のところ行って器具を抜いて陣痛起こす薬入れますねと。後でっていつー!と思いながら、10時くらいか…と思っていたら10時頃呼ばれた。
診察台に乗って昨日入れた器具を出してもらい、また内診。
この時の内診が超地獄。先生が指を入れて、開いたと思われる子宮口に沿って指をグッグッと回しながら入れてきて…イタイイタイイタイ!と声が出た。ホントに痛かった…先生も助産師さんも「いたいよねーごめんねぇーがんばってねー」って言っていた。当たり前だけどひとごと!w
子宮が後ろの方にあって手が届かない…3センチくらいかなぁ。いけそうだね。とか言ってるのが聞こえた。
陣痛を起こすための薬を入れられる。10時16分です、とか言ってたかな?
「痛くなってきたら教えて下さいね。事情が事情なので、誰かご家族が来るようなら言ってもらえればお部屋通しますからね。」と言われ部屋に帰される。
一応、旦那に連絡。「いま薬入れたよー痛くなってきたら出すと思う。来てもいいって言われたから来るなら教えて」と言うと「今から行くね」と言われる。まさかの旦那の優しさに泣く。
さらにママ友たちから「私たちから赤ちゃんに、お花と産着を届けたいんだけど良いかな?」と聞かれる。ひとり、元助産師のお友達がいるからかもしれないけど、
担当の助産師さんにお花やお手紙を添える人もいますって言われたけど、あんまり思い入れると辛くなるなと思ってやらなくて良いやーと思ってたので、旦那にも言ってなくて、もちろん旦那もそこまで考える余裕もないだろうし
だからこそ、その気遣いというか気持ちが嬉しいというか救いになって、涙。赤ちゃん楽しみだよって言ってくれてて、流産の話しした時も泣いてくれた、ママ友と言えどもう友達だなと…
喜んで受け取る旨伝えて陣痛を待つ。


10時半頃、少し痛みが出始める。
迷わずナースコールをして、「なんか出そうな気がする」とか「ここで出すんですか?」とか話してるうちに何か出る感覚が。(処置室や手術室に移動してられないのでお部屋で出しますと言われてビックリしたww)
一瞬席を外してた助産師さんに「なんか出ました〜」と伝えるとチェックされ、ナプキンを交換してもらい、また出たら変えてもらい…破水か…と思いながらそれを繰り返してたら
「ちょっと出血が多いみたいだから…先生呼ぶね。あとそのまま点滴するね」と点滴を打たれ、その準備中にもドバドバ何かが出て来て…まさかの血!
とかやってるうちに旦那が到着して、でも処置中は部屋に入れなくて出たり入ったりしてたww


生理痛みたいな痛みがガンガンやって来て、でも陣痛ってほどでもなく、耐えられない痛みという程でもなく、ただ血がドバドバ出てる。
先生もガンガン中に手を入れて来て、中の様子を見てるうちに
「もう赤ちゃんそこまで出て来てるので破水させちゃいましょう」
と言い出して破水させる準備がバタバタ始まる。
お産のシーツをお尻の下に敷かれて、破水用の器具を入れられ、パシャッという音とともに、出てきたよーという声。
11時です、おめでとうございます。
と言われてよくわからないけど涙が出た。。
そこからはひたすらグリグリ、先生と助産師さんが胎盤出したり、へその緒を切るために一生懸命試行錯誤してくれた。違和感と痛み?みたいなのがすごかったけど耐えて、全部の処置が終わったのが11時15分頃。
陣痛もそれほど痛くなく、出産自体の痛みなんて全くなく、内診がとりあえず痛かった、短い出産だった。


産後の処置が終わって旦那が部屋に入ってきて、顔見たらなぜか泣けた。
口下手だから、なんかを話すとかでもなかったけど、ただ手を握って隣に座ってくれてるだけで、安心したというかなんというか。よくわかんないのに涙が出て来る。
赤ちゃんダメだった。悲しい。っていう気持ちではあんまりなくて。
ダメだったことに関しては、ホッとしてるような気がしてて、それに罪悪感を感じることもなくて。
生まれてきてくれたら良かったのに、とは思うけど後悔とかではなくて、なんか…複雑な感じ。
後悔したら病むだけだと思ってるから、思わないようにしてるだけかもしれない。よくわからない。
でも涙が止まらなくて、旦那が「コマロもコマチもいるんだから4人で頑張って赤ちゃんの分も生きよう」と言ってくれた。
しばらく泣いて、お昼前に旦那は一旦帰宅。娘のお昼ご飯と、息子のお迎えを済ませて夕方の面会の時間にまた来るね、と。


私は旦那が帰ってから、普通にご飯を食べ、血圧も安定してるから出血も大丈夫そうだねと言ってもらい、助産師さんに「母子手帳の記入どうします?」と聞かれたので「せっかくなのでお願いします」と託す。少し寝た。疲れたのかな


夕方、助産師さんが母子手帳と死産届けとへその緒を持ってくる。
赤ちゃんの話。
体重は36グラム、身長は12センチでした。見た感じ男の子っぽいかな、って感じです。可愛くて綺麗な赤ちゃんでしたよと。
母子手帳に死産、と書かれていて、死亡届けにもいろいろ書いてあって…なんか泣けた。


しばらくして旦那がやってきて、リクエストしたキットカットと、友達から受け取った産着とお花、あと、赤ちゃんが生まれたらつけてもらおうと思って買っておいた電車のスタイを持ってきてくれた。
スタイは安売りしてて、わたしと子たちが電車好きだから男の子でも女の子でも電車のスタイでいっかーと思って買ったもの。2枚あったので、息子が持ってる靴下と同じ柄のスタイは手元に残し、もう一方の方を赤ちゃんと一緒に箱に入れることに。
死産届けの必要事項を書いてもらいながら、火葬業者さんに電話したりしてもらって、そんなこんなしているところで助産師さんが部屋に来て、「赤ちゃんお連れしましょうか」と。
わたしは正直、会ったら悲しくなるなと思って会わなくてもいいかなと思ってたけど、会う流れだったので対面。
小さな箱にガーゼで包まれて赤ちゃんがやって来た。
箱をパカっと開けてもらって、助産師さんが赤ちゃんの話をしてくれて、あまりの小ささに泣いた。
小さいんだけど、ちゃんと人間の形してて、想像してたよりも赤ちゃんぽくて。
そうか…こんなに人間らしいんだなだとか思ってたら旦那が「はい。はい。」って言ってた。
ゆっくり面会してあげてください、と助産師さんがいなくなり、お花で飾ってあげることに。
頂いた産着とお花とスタイを。
お花を買う、という発想になれなかったからお友達には本当に感謝。箱の中が一気に華やかになって、これなら送ってあげられるなと思えたと思う。
旦那と2人でお花を並べて、もったいないからお花全部敷き詰めて。ちっちゃい赤ちゃんがお花まみれで。
一生忘れないだろうと思う。
あんまり見てると悲しくなると思ったから、終わったら箱はすぐに閉じて、火葬とか明日の流れのことを話してた。


そこからはもう普通に…普通に過ごして…
一度泣いてしまったから泣いたり泣き止んだりしながら過ごした。
お腹が空いたから買い食いして、夜ご飯も普通に食べて。
でもやっぱり泣いちゃって、泣きながら夜過ごしたら病みそうだなと思って
寝れなくて辛いなと思ったら眠れるお薬も出すので、と言われていたので遠慮なくもらって飲んだ。
それで安心したのかなんなのか、22時頃眠ったはずなんだけど…やっぱり細切れで起きてしまい、3時前から眠れなくなったので、この記事を書いてるところ。


朝になってしまった。
9時頃火葬業者の方がきて、赤ちゃんを連れて行く。
それ以降は代行でお願いして、残るかわからないけどお骨を家に届けてもらう予定。
家でお留守番してる子たちが良い子にしてるよ、きっと我慢してるんだと思うと旦那から言われて、なんかそれも泣けて。
明日は幼稚園だけど、午前保育で保育参観、旦那も行けそうにないのでお休みさせることに。
息子は、元助産師の友達のところで病院の間は預かってもらうことにした。(未就園児の1個下の男の子と仲良しで、お留守番するか幼稚園に行くか選ばせた)
11時には退院の予定。
週末にはうちの両親が様子見に来てくれるみたい。


友だちたちも、家族も、みんな心配して連絡くれて、実際に動いてくれて、優しさに泣ける2日間だった。


今思ってみれば、ちょうど1ヶ月くらい前、12週〜13週くらいの時、気持ち悪かったりお腹痛かったりがピークだったかもしれない。実際寝込んでたりもして、夕方は仕方なく家事してたけど…
それに入園からの怒涛の行事が重なって、無理してたのもあるかもしれない。
「無理してる」という感覚があまりなくて、お腹の痛さもそうだけど、普段我慢してるからどこまでが限界なのかが正直わからなくて、放置してたかもしれないなと…
ママ友につわりなくなった?と聞かれて、そういえば最近ないなーと思ったのも4月頃だったと思う。
気付かなかっただけで(今までの妊娠と変わらない感じがしたし、正直言って自分の具合の心配をしてる余裕がなかった)予兆はあったのかもしれない。今となっては仕方のないことだけど。


それに、3人目育児にとことん自信がなくて。
いっそ流産してくれたらと思ってた時期があったのも本音で。初期も初期の頃だけど…
つい先日も、こんなんで3人いて大丈夫なのかなぁとか考えて不安になってたところだったから気持ちが伝わってしまったのかな…


短い時間ですぐ出てきてくれて、お母さん想いの優しい赤ちゃんですね。と先生が言っていた。
わたしに3人育てる覚悟がなさすぎて、空気を読んでくれたのかな
とか思わないと落ち込んで落ち込んで仕方ない!から不快に思う人もいるかもしれないけど、そういう風に思うしかないと思った。前向きに。


ひとまずの吐き出しとして。
気持ちに余裕があったらまた書きます。