自分のこと〜リア充の仮面をかぶった引きこもり〜
自己紹介という程のものでもないけど、ブログをかこう!と思い立ったきっかけを語ってみようと思う。
わたしは10年以上前から、自分でホームページを作って、酔った文章を書きつづってアップしていた。
その頃はリアル中坊で、ネットなんてアングラで、周りでネットしてる友達なんて誰もいなくて。
”インターネットが趣味”だなんてリアルの友達にはとてもじゃないけど言えなくて、学校ではリア充ぶって友達とわちゃわちゃしていたけど家に帰ったら即パソコンをつけてチャット、ホームページ、とオタク活動に勤しんでいた。
毎日チャットして、ホームページ更新して、メッセンジャーでやりとりして…
全国に友達ができて、色んな世代、色んな考え方の人がいてお喋りするのが楽しくて、ネットがやめられなかった。
チャットで知り合った彼氏ができて、無賃乗車で会いに行って補導されたり、当時はあまり普及してなかった携帯でパケ死(パケホーダイなんてシステム当時はなかった)して親を困らせたり。
それが原因で携帯を解約されて、さらにパソコンにのめり込んでいくという悪循環…
そしてそんな可哀想なあたくし…を語るためにホームページを更新!更新!!
高校生になった位からはネットでテキストサイトが大流行。それに乗っかり夢中で更新!更新!!(夢中になっている間に通いつめていたチャットは閉鎖されてしまった)
とにかくホームページを可愛く、オサレに、素材サイトを巡って、写真も可愛く加工してアップして、酔いに酔った文章を書き、誰も興味ない己のリアルタイム写真日記も更新、更新!ホームページをリニューアル!テキストアップ!
…と、狂ったようにネットをしていた。
でも、恥ずかしくてリアルの友達には内緒。ずっと内緒。誘われなければでかけないので、ほとんど毎日引きこもり。
学校では元気に明るく普通のリア充を演じ、家に帰ればパソコンをカタカタ。毎日夜遅くまでカタカタ。
今思えばこの頃の名残でわたしはSNS中毒なんだろうと思う。
中毒歴約15年。
今ではテレビでも使われる程に国民権を得た「w」だけれども、当時はネット上での友達とのやりとりでしか使われていなかった事を思い出すと月日の流れをひしひしと感じる。
あの頃、チャットやホームページを通じて知り合った人たちの中には未だにSNSで繋がっている人もいる。
それぞれ結婚したり子どもが生まれたりしている事実を未だに報告し合っているのは、奇跡だと思う。
徐々におとなになっていくにつれ、mixiが出始める。同時にホームページを更新するのが面倒になり閉鎖。
チャットやホームページで知り合った人たちもみんなmixiに移動したので、マイミクになっていく。…とかしていると、mixiがどんどん一般人にも浸透していく。マイミクにリア友が少しずつ混ざってくる。
この頃から、ネットの世界にリア友が介入してきて混乱。リア充の仮面をどうしたらいいかわからなくなる。
そうこうしているとmixiが過疎化。逃げるように音楽の情報を得たくて始めたTwitterがいつの間にか再び一般人にも普及。映画のおかげでFacebookも普及。
スマホの登場により”インターネット=オタク”という認識がいつの間にかなくなっていた。
リア充の仮面を被り続けているわたしは一般人に混じり、流行に乗ってSNSを始めた(ように見える)けど、心はオタクのまま。
SNSでリアルの友達にフォローされると、オタクがバレてしまう事への恐怖が生まれた。
SNSが普及すればするほど、アングラなネットの世界に一般人が侵入してくるので、リア充の仮面をかぶらなければならない。
どうしよう。
結婚し、子どもも生まれたけど相変わらずSNS中毒なわたしはFacebookやInstagramにリア充風に記録を残し、Twitterで毒を吐いていた。
でも何か物足りなくて、だけどホームページを作る気力などなく。
ふと、キスマイオタクの妹から見せられた、キス担の方々のブログが面白く、「これだ…!」と思いつく。
SNSではリア充でいなければならない(というもはや意地)から「今更ブログかよ…」と考えつつも、長文で思いの丈をぶつける場がほしいなと。むしろ今だからブログなのだなと!
ネットにはまったのが13歳の頃。
28歳になるいま、一周回ってブログをしたためる決意をいまここに。
色んなことを思い出して、色んなことを忘れないために、自分のこと、息子のこと、趣味のこと、書いていこうと思う。
…長っ!笑